2022.09.16

【これほんと?】無料の自動売買ソフトを調べてみました

元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。

自動売買レッスンは自動売買プログラミングの技術を習得し『ほったらかしで稼ぐ』を本気で目指すコースです。

当コースの受講生から「このEAは使えますか?」という質問がありました。(EAとはエキスパートアドバイザの略で、自動売買ソフトみたいなものです)

巷には『無料で使える』という謳い文句で自動売買を勧める情報が溢れています。今回、評価してみた自動売買をソフトも同じ類です。

『無料で使えてほったらかしで稼げる』と聞くと怪しさ満点ですが、物事を表面や印象だけで判断すると良い機会や本質を見失う場合があるので実際にどういう物か調べてみました。

正しく調べれば事実が分かり、自分にとって良い選択ができます。今回は、調べる技術についてお伝えします。

検証の結果はこれです

まずは、資産曲線の画像をお見せします。定規で引いたように斜めになっており常に資金が増え続けていることが分かります。

この曲線だけをみて、「いつでもほったらかしでお金が増える」と感じるかもしれませんが、それでお金を投入するのは危険です。

斜めの線の少し下のあたりに、たまに緑の線が垂れていますがこれは含み損を現しています。損失が出た状態で耐えていることを現しています。

こういう右肩あがりのEAはほとんどの場合、含み損が出てもロスカットせずに「買い下がり、売りあがり」という取引をおこない、保有しているポジションの平均価格をコントロールしています。

「買い下がり、売りあがり」を難平(ナンピン)と言います。この取引をした場合はヨコヨコのレンジ相場では有効ですが、大きな動きが出たら1発で資金を失います。1発で資金が無くなっているグラフは下記になります。

知らないことがリスク

『無料でほったらかしで稼げる系』のEAは、今回お伝えしたような仕組みのものが多いです。コツコツ利益を積み上げるので、本当にほったらかしでお金が増える実感ができますが、ある日突然すべての全資金を失います。

全資金を失う仕組みが悪いのではなく、その仕組みを知らないことがリスクです。リスクを知ったうえで、全損する前に目標額に到達したら辞めるなどの運用をすることは選択肢のひとつです。

知識が増えれば、事実を知ることができ冷静に投資機会を活かすことができます。投資で理想の自分に近づくためにもまずは自分を教育することから始めましょう。

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