こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。

本日、FXマンツーマン講座を行いました。今回、受講したのは投資未経験の女性。「お金があれば選択肢が増える」という理由で投資をはじめようと思ったとのこと。

投資の中で、株式投資や暗号資産取引ではなくFXを選んだ理由として「少額でできるから」というものでした。実際にFXは他の投資に比べて少額で取引することができます。

また、ほかの投資に比べて「簡単そう」というのもFXを選んだ理由とのこと。

FXはyoutubeなどの広告でも「簡単」というフレーズが使われています。しかしそれは「簡単にはじめられる」であり「簡単に稼げる」ではないです。

FXは簡単そうに見えてかなり難しい投資です。なぜ難しいのか、難しいけど簡単にするにはどうすればいいのかを解説します。

すべては感情が原因

なぜFXが難しいか。それは値動きが上がるか下がるか読みづらく不確実性が高いというという理由もありますが、最も難しくしている原因は取引する人間の感情です。

それは、「利益は早く確実にほしい」「損するのは絶対に嫌だ」という感情です。人間は利益は確実性で判断し、損失は回避性で判断するといわれており、そのことはプロスペクト理論と言われています。

FXのことを何もしらない状態の初心者が取引をすると、小さい利益が多くなり、1、2回の大きな損失でその利益を飛ばしてしまう「コツコツドカン」の状態になります。

ただ「コツコツドカン」が悪いわけではありません。人間にはプロスペクト理論で言われる感情があることを知らないことがFXを難しくするのです。

実際にコツコツドカンを分かったうえで勝率を重視して利益を狙う方法もあります。詳細については次の機会にお伝えしますが、FXが簡単そうにみえて難しいのは利益と損失に対する感情ということです。

感情を抑えるためには『取引ルールを作って、取引ルールを守る』です。しっかりとルールを作ったうえで淡々と取引したときにはじめて『簡単』になるのです。

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