2021.08.01

FXで株式投資みたいな取引をするには

こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。

FXは株式投資と比べて、景気に左右されにくく一定の範囲を上がったり下がったりすることが多いので、価格差を狙った取引がメインとなります。

株式投資は、景気と投資対象の会社の成長を期待しながら長期保有がメインとなり、価格差と配当金を得ることができます。

株式投資のような長期保有で利益を狙うためにはどうすれば良いのでしょうか?

今回は、FX投資での長期投資についてお伝えします。

長期はスワップを考慮する

FXには、スワップポイントという2カ国間の金利差によって発生する利益または損益があります。長期保有の場合はこのスワップポイントの影響が大きくなるので注意が必要です。

・高金利通貨を買い、低金利通貨を売れば金利を受け取ることができる。

・高金利通貨を売り、低金利通貨を買えば金利を支払わなければいけません。

また通貨ペアによって金利の額は異なります。

2021年8月1日現在の各通貨の政策金利をみてみると、トルコリラが19%で円はー0.10%となっているので日本ではトルコ円の買いや、ロシアルーブル円の買い、南アフリカランド円の買い取引がスワップ投資のメインとなっています。

外為どっとコムの政策金利のページより引用:https://www.gaitame.com/markets/seisakukinri/

※2008年前は、オーストラリアドル円もスワップ取引で人気がありましたがリーマンショック以降はオーストラリアの金利が下がり現在はスワップポイントメインの取引では人気がない状態となっております。

スワップシミュレータ

トルコ円など高金利通貨を買えば、毎日スワップを受け取れます。「1年でいくら受け取れるのか?」などの疑問はスワップシミュレータを使って解決しましょう。

外為どっとコムのスワップシミュレータはこちら
https://www.gaitame.com/turkey/simulation/

安く買って長期保有が基本

スワップ投資は、株式の長期保有のように価格差とスワップ(配当)をの利益を狙う投資スタイルですので長期保有が基本です。年単位で保有するので価格変動にも注意が必要です。

トルコ円の過去の値動きを調べると、1年で5円程度の値幅はありますのでロスカットレベルをあまり近いところにするとすぐロスカットされて長期保有できないということにもなりかねませんので、ロスカットの水準も過去検証して決めましょう。

今回は、FXで株式投資みたいな取引をするにはという観点からスワップ投資をお伝えしました。取引に時間をかけず、価格差と時間を利益に変えたいのであればスワップ投資を検討してみても良いかもしれませんね。

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