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経済指標トレードは有効な手段なのか?

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こんばんは、元金融機関のプロ為替ディーラー 沖縄トレード学院 学院長の新里竜一です。

本日、21時30分に米国の雇用統計という経済指標が発表されました。為替相場が上下動する要因のひとつとして経済指標があり、経済指標の中でも注目度が高いのが今回お伝えする米国の雇用統計です。

当経済指標が発表されると瞬間的に大きな値動きが発生するので、その動き出しなどを狙う『経済指標トレード』という取引スタイルがありますが、果たして有効な手段なのでしょうか?

金融機関で7年間、経済指標と戦ってきた経験をもとに解説いたします。

経済指標トレードはリスクだらけ

経済指標の発表は正確な時間に行われ、21時30分に発表予定の場合は21:30:00ピッタリに発表されます。ですから、注目度の高い経済指標発表のタイミングは「高確率で上か下かどちらかに動くことがあらかじめ分かる」とも言えます。

通常の為替相場はいつ動き出すか分からない状態ですので、「動くことは分かっているからどうにか利益に変えたい」と考える気持ちも分かります。

しかし、上がるか下がるか分からない瞬間に通常の状態で取引できることは殆どなく、下記のようなリスクに直面します。

スプレッドが広がる

なぜスプレッドが広がるかというと、発表瞬間直前は取引する人が極端に減るため売りと買いの価格が離れてしまうからです。これは動き出すタイミングが事前に分かるという経済指標発表の特性上、仕方がないことです。

通常の相場で突発的なニュースが原因で大きく動く場合には、事前に分からないのでスプレッドは広がらずに乱高下することが多いです。

スリッページが発生する

通常の落ち着いた相場では100円で買いボタンを押せば100円で買えます。しかし、値動きが荒い状態では100円で買っても100.10円で取引が成立するなど「思ったより不利な価格」でエントリーしてしまう可能性が高くなります。損切も同様で自分が注文した価格と不利な方向で成立して、想定外の損失を抱える可能性が高くなります。

上がるか下がるかではギャンブルと同じ

経済指標発表後に『動く』ということは分かっても「上がるか」「下がるか」は分かりません。私が金融機関にいたときは、発表前にいろんな情報をみて備えていましたが、結局は発表後にならないと分からないというものが経済指標発表です。

個人投資家の中には、発表前にポジションを持って「上がれ!」と祈る人もいますが、再現性が無いのでギャンブルと言えます。

継続して利益を得るためには『分かっているリスクは回避すべき』です。利益はリスクコントロールから生まれることを意識して取り組むと、大幅に成績が改善されるはずです。

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