2023.02.04

【必見】投資で利益を得るための目標の決め方

元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。

収入源を増やしたいという動機で多くの人が投資をはじめます。しかし、どのくらいの資金で、どのくらいの期間で、いくらにしたいという目標を設定している人はごく僅かです。

その要因は、どれぐらい増やせるのか検討が付かないというものであり、投資の実践経験が無い人にとっては難しいものです。

では、ある程度、実践をこなせば設定できるようになるのかと言うとそうでもありません。
それは何故でしょうか?

今回は、投資で利益を上げるための目標の決め方について解説します。

目標を決める準備

投資で継続的に利益を得るためには「取引ルールを作り、ルールを守る」ことが必要です。明確で実現可能な目標を決めるためには取引ルールが重要な役割を果たします。

もし、取引ルールが無いのであれば先に作ってください。何も知らない状態から作るのは難しいですが、テクニカル指標を使ったり、21時に買って23時に売るなどの思いつきでも良いです。思いつきを調べてみると、そこから新たな気付きが生まれ有効な取引ルールができるということはよくある事です。

金額ではなく値幅を決める

繰り返し取引を行って利益が見込めるルールが決まったとします。多くの場合、この時点で金額で目標を設定しがちですが金額を目標にするのはまだ早いです。この時点で目標に設定するのは『値幅』です。

株式投資やFX投資のドル円などは〇円という値幅なので考え方は同じです。
また、FX投資での値幅はpips(ピップス)と表現されることが多く、手法を評価する目安でもあります。

その理由は『〇万円稼いだ』という金額目標は「どれだけの量を取引したか」に左右されるからです。株式投資だと100株など株数となりFX投資では100ドルなど通貨量を表します。

例えばFX投資の場合、1万通貨で100pips値幅を獲得できれば1万円の利益になりますが、100万通貨だと1pips獲得しただけで1万円の利益となります。

取引ルールを決めた後は、まずは最小単位で取引したと仮定して値幅を獲得できるかを確認します。この段階で取引数量を上げると、取引ルールの優位性が無い場合は損失続きで痛手を被ります。

過去検証して分かった『獲得が見込める値幅』と『実際に取引して獲得できる値幅』に大きなズレが無いかどうか、取引ルールの有効性を確かめます。

最後に金額

取引ルールを実践し、実際に値幅を獲得できるようになったら『目標額』を決めます。

FX投資の場合、100pipsが期待できる取引ルールで100万円の利益を目標にするのであれば100万通貨保有する必要があります。(途中の含み損の値幅も考慮して耐えられるだけの資金が必要ということになります)

取引ルールを決める

値幅を獲得できるか実践

期待できる値幅をもとに金額目標を決める

上記の手順で目標を決めると漠然とした目標ではなく実現可能な目標となり、計画性を持った投資ができるようになるのです。

沖縄トレード学院
学院長 新里竜一

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