2022.11.22

【投資経験者向け】前編:投資に成功する「5つの仕組み」

元金融機関のプロ為替ディーラー
沖縄トレード学院 学院長の新里 竜一です。

※MAやRSIは加工された「2次データ」です。金融機関のプロや自動売買システムは元データである「1次データ」を抑えてから投資判断するので、より精度の高い取引ができます。

本日は「投資経験者向けのレベルアップ記事」になります。

投資未経験者の方は「???」が続きますが、なんとなく読み進めていただいて、投資でレベルアップした際に将来、思い出していただけれたら嬉しいです。

投資で成功する「5つの仕組み」

では、早速ですが以下の5つポイントをチェックしてみましょう。それだけでトレード成績は変わります。

1.何となく投資をやめる
2.売買回数を減らす→今日はここまで
3.自分に合った資金管理法を決める
4.自分に合ったタイムフレームを決める
5.儲け話ではなく「上手な投資家」になる

早速見ていきましょう。

1.「何となく投資」をやめる

・40年、投資資金を一切引き出さないなら長期投資。
・1年、投資で資産を増やしたいなら日足トレード。
・毎日チャートに張り付いて、お小遣いを稼ぐなら自動売買。

※どの投資方法も「絶対儲かる保証」はありません。

このように、投資には投資スタイルは人によって様々です。

特に長期投資は「買ってほったかしにすれば必ず儲かる」「幻想」が多い印象です。相場には〇〇ショック、〇〇バブルということがしばしば起こります。周期的には8年~12年おきです。

私が必ず受講生にお伝えしているのは、どのような投資でも「過去検証をしてください」ということです。

では、早速行っていきましょう。

こちら、日経平均株価の推移です。ご覧になっていかがでしょうか?

よくSNSやYoutubeなどで「長期投資すれば安心!」と意見されている方もいますが、当スクールの考え方的には「長期投資は儲かるかもしれない。しかし、それは自分の生きている間とは限らない」ということがお伝えしたいです。

このグラフによると1989年の頃から下落した日経平均株価は「33年経っても、まだ損失」の状態です。これをAさんとします。

少し補足すると2003年から投資された方にとっては「資産が4倍増えてる!長期投資最高!」となります。これをBさんとします。

この二人の共通点は「時の運で儲かった、損した」というところです。

たまたまその時期に出くわしたので、「儲かった、損した」となっています。

特に数年前に流行った仮想通貨もその類です。

※上記はビットコイン円チャートです。2021年11月、ピーク800万円台が現在(2022年11月)では240万円(資産70%減)2015年から持っている人は大儲け中ですが、最近からビットコインを買った人は「ほぼほぼ全滅(損失)」で終わっています。

ここで投資の真実です。

・株は長期的に上がるから安心だ→始めた時期によって資産が8割減っている人もいる。
・ビットコインはだから危ない→大暴落しているが、始めた時期によって儲けている人もいる。
・使わないお金をとりあえず投資に回すか!→30年経っても資産は増えないことがある

ここをまず抑えてください。

当学院は長期投資の反対の短期売買、デイトレードは別の理由でおすすめしていませんが(次項に記載)先の理由で「長期投資でとりあえず投資」はおすすめしていません。

「計画を立ててほったらかし投資」で利益を出すことは十分可能ですが「無計画でとりあえず投資」は大切な資金と時間を奪いかねません。「長期投資は無敵だ」という考えは一旦、忘れて、「長期投資であれ、短期投資であれ、投資は運任せでは儲からない」ことを覚えておきましょう。

仕組みその1は「何となく投資をやめて」「計画通りに、狙って投資をする」ことです。

2.売買回数を減らす

先ほど、長期投資(33年)は儲からないこともある、といったことを申し上げました。

ではデイトレード、短期売買はどうでしょうか。自動売買システムで検証してみました。

リアルスプレッドでの自動売買システム検証

※こちら、当学院が「テスト制作」した自動売買システムです。結果は全損。資金はゼロになりました。

デモスプレッドでの自動売買システム検証

※こちら、全く同じシステム、全く同じ手法、全く同じ資金管理法です。10万円を19年寝かせば「2.5億円」に。これなら老後の心配もなさそうです。しかし右上の「スプレッド」がほぼスプレッドゼロ、売買手数料がない前提でテストしています。これを見抜けば投資詐欺にあうリスクはかなり減ります。

上記の自動売買システムデータは5分足、短期で週に2~3回ほどエントリーするシステムです。買いも売りも両方行います。国内FX業者仕様25倍のレバレッジでの計算です。

「デモトレード想定」の結果から言うと、2.5億円になりました。しかしながら、これはあくまで「デモトレード」でのテストです。

実際に自分の資金を入れて自動売買システム運用するのであれば「リアルスプレッド(手数料)」に耐えらえるかの検証は必ず必要です。

リアルスプレッドでの検証の結果、10万円が2.5億円になる予定のはずが、2017年で資金は無くなり、投資は出来なくなりました。

同じ手法、同じ資金管理法、同じタイミングでの取引です。

このように自動売買システムでの売買検証はリアルスプレッド想定では証券会社が提示している手数料、スプレッドにおおよそ20%~30%上乗せして、テストすることが多いです。また、時間帯、経済指標時によってはスプレッドは2倍になることもあります。手動であれ、自動であれ、このくらいの負荷を乗り越えるくらいの投資手法、自動売買システムの堅牢さが必要です。

※先のシステムの売買履歴です。19年間の投資手法検証を「5分」でできるのが「自動売買システム」の魅力です。当スクールのITプロトレーダーコース(自動売買)の受講生はこれを一から作って、実際に投資運用されています。

いかがでしたでしょうか。

・同じ「勝てる手法」
・同じ「勝てる資金管理」
・同じ「売買タイミング」

を用いても、売買回数が多いと「手数料負け」することがあります。手数料が低い業者を選びましょう、という次元の話ではなく、「同じトレードなら、以下に売買回数を減らすか」「同じ売買回数なら、以下に損失幅を減らし、利益幅を大きくするか」という投資検証が必要です。

また、ベテラントレーダーであっても調子が悪い時は意味もなく売買を開始し、ずっとスマホやチャートを何度も見てしまう「通称:ポジポジ病」になってしまう場合があります。売買手数料を減らすためにはポジポジ病をやめることが成績向上の第一歩となります。

仕組みその2は「売買回数を減らして、売買手数料を減らす」ことです。

続きは次回のメルマガで

今回は

1.何となく投資をやめる
2.売買回数を減らす→今日はここまで

の2点をご紹介しました。

次回のメルマガ

3.自分に合った資金管理法を決める
4.自分に合ったタイムフレームを決める
5.儲け話ではなく「上手な投資家」になる

の3点をお伝えします。

これは「仕組み」なので5点全部揃って「勝てる投資家」の入り口に立てる内容となっています。

本日もお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。

沖縄トレード学院
学院長 新里竜一

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