2022.05.28

なぜFXは量より質が大切なのか?

こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。

FXはたくさん取引をすればその分利益を増やせると考えている投資家さんをしばしば見かけることがあるのですが、私の経験上FXは量より質であると考えています。

今回は、FXは量より質である理由について解説します。

取引回数=リスクだから

サラリーマンの方に多いのがFXは取引の回数を増やせばその分利益を増やせるのではないかという考え方です。経験豊富かつ勝率の高い投資家の人であればその理論は正しいかもしれませんが、それに当てはまる投資家はごくわずかです。

投資は仕事のようにたくさんやればそれがお金に繋がるというわけではありません。なぜならば、FXには利益と同時に損失を出すリスクを併せ持っているからです。仕事であればやればやっただけプラスになりますが、FXはやればやっただけマイナスになる可能性も十分にあります。

そのため、単に取引回数を増やすだけでは利益に繋がらないのです。利益に繋げていくためには取引の質が大切になってきます。質というのは簡単に言えば取引ルールに沿った取引が出来ているかどうかです。FXは、お金でお金を増やす投資なので感情的になりやすく感情に負けてしまうと大切なお金をすべて失いかねません。そこで感情をコントロールする為に取引ルールを作る必要があります。

しかし、たとえ取引ルールを作ったからと言って簡単にそれに沿って取引できるようにはなりません。人間は損することを極端に嫌うため、損失が出た時に取引ルールに沿って取引できなくなることが大いにあります。今まで取引ルールに沿って取引出来ていても損失が出た瞬間、ギャンブルトレードに変わってしまう投資家の方を何度も見てきました。

しかし、何度も失敗を繰り返しながら徐々にこの取引ルールに沿って取引するスキルを身に付けることでどんな時でも感情的にならず冷静な判断で取引できるようになるのです。そうすれば取引ルールを改善していけばいいだけなので自ずと利益のほうが上回るようになる可能性が高くなっていきます。

この状態まで行ってはじめて取引の回数を少し増やしてもいい段階になるのですが、それでも回数を増やせばリスクが増えることに変わりはありませんので量よりも質を重視していくことをおすすめします。取引の質を上げるためには独学で頑張っても自分の悪い部分や足りない部分が分からずいつまで経っても上達しない可能性が高いので、誰か知識のある人や当学院などで学びながらスキルを身に付けていってはいかがでしょうか。

沖縄トレード学院
学院長 新里竜一

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