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株価が下がっているのにドル円が上がっている理由

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こんにちは、元金融機関のプロ為替ディーラー沖縄トレード学院学院長の新里竜一です。

FXの取引を行う為替市場の情報をニュースで目にする際に、株価とセットで伝えられる事が多いのですが、その理由は為替と株式市場が連動しているからとも言えます。
しかし、連動しているからと言って必ず同じような動きをするわけでは無く、逆の動きをする場合もあります。
この記事を書いている2022年5月10日時点では、ドル円が上昇し株価が下落するという逆の動きとなっており、「株価が下がっているのにドル円が上がっているのは何故だろう?」と思うこともあります。
今回は、株価とドル円の動きについてお伝えします。

ドル円が上昇している原因

下記はドル円とダウ(米株)のチャートです。今年はドル円が上昇基調で株価が下落基調なのが分かります。

今回の株価下落、ドル円上昇の主な原因は”戦争”です。
戦争の主体であるロシアはエネルギー大国です。原油のシェアは世界3位で天然ガスも世界第2位です。ロシアとの輸出入が滞ると原油や天然ガスの値段は上がります。

原油はエネルギー関連だけでなく、幅広い分野に影響を与えるために物価が高騰します。
物価が高騰した場合に、金利が低いままだと『資金調達して物を買う』という動きが活発になりどんどん物価が上がってしまうため、政府が金利を上げます。
ドルの金利が上がれば、金利の高いドルを買って、金利の低い円を売る人が増えるのでドル円が上昇するのです。
ちなみに、エネルギー業界では、『原油の値段が高くなった時は景気が悪くなるサイン』と言う人も居るぐらいです。

株価が下がっている原因

株価が下がっている理由は物価と金利が上がっているからです。物の値段が上がれば購買意欲が無くなりますし、金利が上昇し資金調達コストが高くなっても同じように購買意欲は無くなります。
購買意欲が無くなると企業の業績は悪化するので、それを見越して株価は下落します。

FXは景気に左右されない

株式投資の場合は基本的に『買い』からです。『買い』から取引に入るので景気上昇局面では業績好調 → 株価上昇となります。
しかし、今回のような下落局面では保有している株を一旦売り払って、価格が下げ止まった所でまた買いを仕込むという戦略になります。下落局面が短期間で終われば良いのですが、長く続いたときは待つ時間が多くなります。
一方、FXは『売り』からも『買い』からも取引をスタートできますので景気に左右されにくい面があります。

基礎知識は必須

株式投資もFXもどちらも基礎知識は必須です。なんとなく下がりそう、なんとなく上がりそうでは投資でなくギャンブルになってしまいます。
FXで景気に左右されず収入を増やしたいのであれば、まずは基礎知識を身に付けることからはじめましょう。

沖縄トレード学院
学院長 新里竜一

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